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やっぱり信頼できる【かかりつけの鑑定士】が大切!という話
2024-09-23
先日衝撃的なニュースを目にしました。
ある80代の夫婦が南フランスの別宅に保管していたアフリカの仮面を処分しようと、槍や割礼用のナイフなどと合わせて
150ユーロ(約2万4000円)で骨董商へ売り
ました。
その後競売に出されると、
なんと420万ユーロ(約6億6000万円)で落札
された
ため売却の取り消しを求めていた裁判に発展し、持ち主であった80代の夫婦が「(判断に)軽率さがあった」として負けた というもの。
恐ろしくないですか?
もし「捨てるくらいなら」と思って売りに出して、その鑑定士の経験値が低かったら…知識が無かったら…
でも、この話はもっと怖いんです💀
なぜなら、その骨董商。
最初から価値を知っていて、たった2.4万円で買い取ったのです!
ニュースによると
競売で6.6億円で売れたことを知った夫婦は、すぐに「鑑定ミスがあった」として2.4万円での売却の取り消しを訴えます。しかしその骨董商は「最初から仮面の真の価値に気付いていた」と主張。
実はその仮面「19世紀にガボン共和国の少数民族ファン(Fang)の秘密結社が儀式に使用していた極めて希少な物」であり、現在では同じ物は10個ほどしかないのだそう。
ここまで読んですでに眩暈がしてきますが、
フランスの裁判所は無情にも「夫婦は売却する前に仮面の評価額を知ろうという努力を怠った。骨董商もアフリカ美術の専門家ではなく、夫婦を欺いた訳ではない」と追い打ち…。(この後、ガボン共和国の政府や80代夫婦の家族まで出てきて大揉めしているとか💦恐ろしい話です)
もう人間不信です😿
確かに世界の需要は日々変わりますので、日によって相場価格がグンと上がることはあります。
(金などの貴金属が良い例ですね)
こればっかりは「売った後に相場が上がったから買い直してくれ」とできませんが💦
でも最初から価値を見抜いていたのなら教えてよ~!と思いますよね。
外国の鑑定やビジネスはやはり恐ろしくシビアなのだと感じたニュースでした💀
こんなケタ違いなケースは世界でも稀ですが、
一番強く感じたのは
「実績と知見が豊富な鑑定士と仲良くなって、かかりつけの鑑定士を作っておけばこんなことにならなかっただろうな…」
ということ。
日本ではまだ鑑定士を「怪しい職業」と見る傾向がありますが、ヨーロッパなど諸外国では古いものを大切にする文化が根付いているので「物の価値が分かる人」として見られています。
そして、日本もこの先どんどんそうなっていくでしょう。
今のSDGsは一過性のものではありません。
さまざまなものの素材(原料)が採れなくなったり、職人の後継者が見つからず技の伝統が途絶えたり…
そういった理由から現存する数が減れば、嫌でも価値は上がります。
そうなった時に気軽に相談できる、信頼できる【かかりつけの鑑定士】が必要とされる時代になるのかもしれませんね。
ま、今日明日いきなりそうなるわけではありませんが、
自分だけでは価値は分からないもの。
知識と経験が豊富なプロの鑑定士に見てもらってから捨てた方が安心ですね!
「これ、売れるかな?」
「価値が分かる人に買って欲しい」
「高価買取して欲しい」
という方は、ぜひ嶋田美術にお任せください👍
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